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help リーダーに追加 RSS クラークの表現するうそと現実の狭間

<<   作成日時 : 2008/03/19 20:18   >>

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 SF作家としてアーサー.C.クラークといえば、知らない人はいないでしょう。クラークがお亡くなりになったという情報を知って、驚いているところです。ただ、残念という感慨はあまり無くて、正直言うと、今までありがとうございました。お疲れ様でした。という感じでしょうか。最近は体力的にもあまり作品を出すことも少なくなっていますが、当方は、少し休んでください。その見識を伝えていただくだけで十分です。と思っていました。ご冥福をお祈りいたします。

 SFには科学的に見える奇想天外な空想が付き物です。空想といえば高尚な感じがしますが、要するに”うそ”なわけです。それを都合よく使った都合の良い世界を構築して、都合の良いストーリーを作るのが、いわゆるファンタジー系のお話になるわけです。出来が良いものは感動を与え、心に残るすばらしいものもありますが、個人的にはそれはSFでなくても良いのではないかなと考えてしまいます。ファンタジーで好きなものありますけどね。

 クラークの場合、うそと事実(根拠のある推測も含む)をわりとはっきりとさせた作品が多いと考えています。作品中では、うその技術はあれこれ、それらしき根拠を設定していますが、本人自身が信じていないことがわかるかき方になっているところが多くあり、逆にそれ以外のところは出来るだけ事実や根拠に即して書いていることが解ります。

 彼が最初に論文に発表したといわれる静止衛星や軌道エレベータの発想ですが、静止衛星はこれ以上ないくらい実用になっていますし、軌道エレベータはその規模により実現は困難ですが、技術的には実現可能と言われています。酒飲みのほら話を集めた、白鹿亭奇談では騒音吸収装置だとか、海水レアメタル収集用分子ふるい機が出てきます。これは1950年代にかかれたものです。騒音吸収装置はほら話であり、逆位相の音波で吸収することによって音を消すものですが、ほらにだまされなかった人が、完全に消すなんてことはありえないと叫ぶというオチまでついています。耳元だけ消すということは出来ますが...。分子ふるい機はすでに一部では実用化されていて、リチウムなどをより分けることが出来ます。

 実現できるのかどうかわかりませんが、車のウィンドウカラスの表面に特殊な表面波を送ることにより、ワイパーが要らなくなるというネタがあります。ありえるのかどうか相当考えたのですが、これは本当に出来るのかどうかはよくわかりません。

 根拠のある空想はいつか可能になるかもしれない空想です。それは現実になるかもしれない空想です。それにわくわくする人もいるでしょう。でも、いまはある意味、科学技術が発達しすぎていて、わくわくが無い時代かもしれません。

 いまあるインターネットや携帯電話は十分脅威の技術です。GoogleEarthもほんの少し前を考えると、とんでもない技術です。全地球の任意の場所の写真をみることができるのですから。特別のことをしなくても、自分の家が見えるのですから

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